人物構成に使う体型・バスト量感・肌の色ライブラリをどう作っているのか

 

AIで人物(今回は女性)を生成するとき、顔や髪型だけでなく、体型もその人の印象を大きく左右します。

華奢な女性もいれば、全身に柔らかな肉付きがある女性もいる。胸の大きさも、肌の色も人それぞれ。

 

ところがこうした要素を生成AIにまとめて任せてしまうと、結局は高確率で似たような体型へ寄ってしまう…。

 

そこで、AI人物構成では「体型」「バスト量感」「肌の色」を別々の要素として管理するライブラリを用意しました。

今回はその中身と、どういう考え方で設計しているのかを紹介します。

 

 

まずはどんなライブラリなのか、実際に見てみたい方はコチラの記事からDLできます。

 

体型・バスト量感・肌の色を別々に決める

今回のライブラリで最も重要なのは、3つの項目を独立してランダム抽選していること。

 

例えば、全身が細身だからといって、胸まで小さくする必要はなし。

逆に、全身の肉付きが豊かな女性でも、バストが控えめな場合はある。

肌の色についても同じ。

 

体型やバスト、年齢、髪色などから「この女性なら色白が似合いそう」といった判断はしません。

それぞれを独立して決めることで、AIが勝手に組み合わせを整えてしまう余地を減らしています。

 

当然、結果としてバランスのよい組み合わせになることもあれば、少し意外な組み合わせになることもあります。

そこは無理に修正せず、抽選結果をそのまま採用する方針。

 

体型・バスト量感・肌の色を別々に決める

 

体型は「太い・細い」だけでは決められない

体型ライブラリを作るうえで意識したのは、体重やウエストの数字だけで体型を決めないこと。

 

例えば、同じ身長・体重でも、肩幅や胴体の厚み、腰回り、ヒップ、太腿などによって、見た目はかなり変わります。

そのため、現在の体型カテゴリでは、肩周り、胸郭、背中、二の腕、胴体、腰回り、ヒップ、太腿、ふくらはぎまで、部位ごとの肉付きを指定しています。

 

単に「肉付きのよい女性」と書くだけでは、具体的にどこをどの程度ふっくらさせるのかが曖昧ですからね。

全身の横幅、厚み、面積、丸みを、それぞれの体型に応じて描き分けることを重視しています。

 

なお、ここでいう体型カテゴリには、バストの大きさは含めていません。

胸の量感は別の項目で決定します。

 

現在の体型カテゴリは6種類

体型カテゴリは現在6種類に分けています。

 

  • 01 華奢寄り標準体型:肩や胴体、腰回り、脚などの厚みが全体的に小さい体型
  • 02 すらっとした標準体型:手足や胴体の縦方向のラインが長く、すっきり見える体型
  • 03 標準体型:細身にも肉付きのよい側にも偏らない、中間的な体型
  • 04 肉付きのある標準体型:肩、二の腕、胴体、ヒップ、脚などに柔らかな厚みがある体型
  • 05 ムチムチ寄り標準体型:全身の肉感が一段強く、二の腕や腰、太腿などの丸みが明確な体型
  • 06 全身の曲線が豊かな体型:6種類の中で、全身の横幅、厚み、丸みが最も豊かな体型

 

ここで少し難しいのが、04・05・06の違いです。

どれも肉付きのある体型ですが、単に「標準より少し太い」という説明にしてしまうと、3つの候補が同じような見た目になりかねません。

 

そこで、04から05、05から06へ進むにつれて、全身の厚みや丸みが段階的に増えるように定義しています。

一方で、06だから必ず肥満体型にする、というわけでもありません。

 

ウエストのくびれを残しつつ、肩、胴体、ヒップ、太腿などに十分な量感を持たせる設計です。

 

現在の体型カテゴリは6種類

 

体型とバスト量感を分けている理由

今回のライブラリでは、体型とバスト量感を完全に別の抽選項目にしています。

これも人物の特徴を勝手に結び付けないため。

 

例えば華奢寄りの女性でもバストが豊かな人はいます。

反対に、腰回りやヒップ、脚の肉付きが豊かな女性でも、胸が控えめな人はいる。

 

ところが「グラマラス」「曲線的」といった言葉だけで人物を指定すると、全身の肉付きと胸の大きさが一緒に変化してしまう可能性があります。

そのため、このライブラリでは、体型カテゴリはバスト以外の全身の肉付きを管理し、バスト量感は胸だけを管理するという役割分担にしています。

 

体型が06だからといって、バストまで自動的に大きくしない。

バストが06だからといって、腰回りや脚まで太くしない。

 

この区別は、かなり重要だと思っています。

 

バスト量感も6段階で管理する

バスト量感は、「控えめ」「やや控えめ」「標準」「やや豊か」「豊か」「かなり豊か」の6種類。

 

胸の大きさだけでなく、前方への張り出し、横方向の量感、胸上部から下部への立体感なども指定しています。

また、単純にトップバストの数値だけで大きさを判断しないようにしています。

 

胸郭の広い女性と細い女性では、同じトップバストの数値でも見た目の印象が変わります。

 

そこで、トップバストとアンダーバストの差も参考値として使用しています。

 

ただし、数値だけで胸の形まで決まるわけではありません。

最終的には、抽選されたバスト量感に対応する具体的な描写と、身体全体とのバランスを合わせて指定する仕組みです。

 

バスト量感も6段階で管理する

 

肌の色は明るさだけを管理する

肌の色については、体型やバストほど細かく分類していません。

 

現在は「色白」「標準」「少し色黒」の3種類です。

 

この項目で決めているのは、素肌の基本的な明るさだけ。

黄み寄り、赤み寄り、ニュートラルといった色味の傾向までは固定していません。

 

また、メイクや照明、衣装、レッグウェアによって肌の見え方が変化することはありますが、それを理由に抽選済みの肌色を別の候補へ変更することはしません。

顔だけ色白で、腕や脚は別の明るさ、といった状態も避けるようにしています。

 

肌の色は人物全体で共有する基礎属性として扱う、という考え方です。

 

年齢や衣装に合わせて体型を変更しない

このライブラリもほかの人物構成用ライブラリと同じく、年齢や衣装との相性では抽選結果を変更しません。

 

例えば「20代だから細身」「40代だから肉付きがよい」といった決め方はなし。

年齢によって肌の質感や身体の印象に変化が生じることはあるけど、体型カテゴリやバスト量感、肌の明るさそのものを年齢だけで変更するわけではないのです。

 

衣装についても同様。

タイトな衣装だからといって、確定した腰回りやヒップ、太腿を細くすることはしない。

衣装の方を身体に合わせる、という順序です。

 

こうしておかないと、せっかく体型をランダムに決めても、最後には衣装が似合う無難な体型ばかりになってしまうかもしれませんからね。

 

身長・体重・スリーサイズは後から整合させる

このライブラリには、各体型に対応した参考体重やウエスト、ヒップなどの数値も収録しています。

 

基準にしている身長は175cm。

ただし、これらは体型を決定するための絶対的な数値ではなく、抽選された体型とプロフィール上の数値を整合させるための補助情報です。

 

当サイトの人物構成では、先に体型カテゴリとバスト量感を抽選。

その後、身長や骨格、肉の付き方などを考慮して、体重やスリーサイズを具体的な数値へ確定。

 

もし数字と体型の描写が食い違う場合も、原則として体型カテゴリを変更するのではなく、数値の方を整合させる仕組み。

 

数字だけ見れば同じような女性でも、肩幅や腰の厚み、ヒップの奥行きなどが違えば、見た目は変わります。

だからこそ、最終的な画像生成指示では、数値と具体的な身体描写の両方を使用しています。

 

体型・バスト量感・肌の色ライブラリのDL

今回紹介したライブラリは、人物構成用に整理したテキストデータです。

 

実際の候補や具体的な描写、抽選時の基本ルールなどを確認したい方は、公開版をコチラの記事からダウンロードできます。

 

顔だけでなく、身体にも個体差を持たせたい

ここまで顔パーツ、髪型、髪色、メイクなどを個別のライブラリとして紹介してきました。

 

でも、人物の違いを作るのは顔だけではありません。

体型、胸の量感、肌の色も、それぞれ重要な構成要素です。

 

同じ顔や髪型であっても、身体の肉付きやシルエットが変われば、人物全体の印象は変化します。

 

だからこそ、体型を「細身」「普通」「グラマラス」といった大まかな指定だけで終わらせず、部位ごとの厚みや丸みまで具体化しています。

もちろん、細かく指定したからといって、生成AIがすべてを正確に描き分けてくれるとは限りません。

 

特に体型04・05・06のような近い候補を、画像上でも明確に区別できるかは検証が必要です。

 

ただ、人物構成の段階でそれぞれの特徴を確定しておけば、少なくともAI任せで無難な体型を選ぶ余地は減らせます。

顔と同じように、身体にもきちんと個体差を持たせたい。

 

そのためのライブラリです。

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