結論が言うと、現時点では生成AIは「奥二重」とか「まぶたが重め」とかが表現しずらい、もしくは出来ないです。

それを検証した結果をこの記事にまとめてます。

 

自分自身、さてどうしたものか…と困ってるのが現状。

目の違いが表現できないのは痛い…。

 

一重は比較的安定して再現できるんですよ。はっきりした二重も生成AIはかなり得意。

問題は、その中間。

 

奥二重のような見た目や、二重線が控えめに見えるまぶたを何度か試してみたのですが、最終的にはぱっちりした二重へ寄ってしまいました。

今回は、実際の生成結果を使いながら、生成AIがまぶたの違いをどこまで描き分けられるのかを見ていきます。

 

なぜまぶたの違いを検証したのか

AI人物構成では、目の形や大きさだけでなく、まぶたも一つの顔パーツとして扱っています。

 

同じような目の形でも、一重なのか、二重なのか、二重線がどの程度見えるのかによって顔の印象はかなり変わります。

というか、目って顔の中でも特に印象的な部位だと思うんですよね。

 

顔の印象の7割、は言いすぎだとしても半分は目の印象が占めてるかと。目は口ほどに物を言うって言葉もありますし。

 

そのため顔パーツライブラリでも、まぶたを一種類だけにせず複数の候補へ分けています。

ところが実際に人物を生成していると、「ライブラリでは違う候補を指定しているのに、完成した顔を見ると同じような二重になっている」ということがありました。

 

一重についてはそれほど問題ありません。

はっきりした二重も問題なく再現できます。

 

しかし、その間にあるはずの中間的なまぶたになると、その表現が出来なくなってしまう。

 

現在の顔パーツライブラリでは5種類に分けている

現在の顔パーツライブラリでは、まぶたを次の5種類に分けています。

 

  • 一重
  • まぶた重め
  • 末広型二重
  • 控えめ平行二重
  • 平行二重

 

つまり、ライブラリ上では「一重」と「ぱっちりした二重」だけに分けているわけではありません。

 

その間にある、二重線が目立ちにくいまぶたも別候補として用意しています。

ただし、候補名を分けただけで画像上の違いまで自動的に生まれるわけではありません。

 

一重は比較的安定して再現できる

まず、一重そのものは比較的分かりやすく再現できます。

以前生成した女性でも、二重線が目立たず、上まぶたがそのまま目の上へかぶさるような一重として成立しています。

 

少なくとも「一重を指定しても、生成AIが必ず二重へ変更してしまう」というわけではありません。

一重は、画像上でも独立したまぶた表現として比較的認識しやすいようです。

 

↓画像をクリック(タップ)すると、画像が等倍で表示されます。

一重テスト

 

一方で、はっきりした平行二重についても再現自体は難しくありません。

むしろ生成AIへ細かな指定をしない場合でも、二重線がはっきり見える整った目元になることは多くあります。

 

問題になのは、一重でもなく、はっきりした二重でもない、その中間。例えば奥二重とかの場合。

 

中間的なまぶたを何度か試してみた

奥二重のような見た目や、二重線が控えめに見えるまぶたを狙って、指定を少しずつ変えながら生成テスト。

同じ人物をベースにして、まぶたの表現を調整しながら7パターンほど試しています。

 

二重線を目立たせないようにしたり、上まぶたの被さり方を強くしたり、線が一部だけ見えるような指定にしたりと、表現方法を変えていきました。

 

ところが、生成結果を並べてみると細かな差はあるものの、どれも最終的には「普通に二重まぶたに見える」ように生成されてしまうと。

 

↓画像をクリック(タップ)すると、画像が等倍で表示されます。

奥二重テスト
奥二重テスト
奥二重テスト
奥二重テスト
奥二重テスト
奥二重テスト
奥二重テスト

まぶたが重めで二重線はうっすら見える程度、って指定しているのにぱっちり二重で生成されるやんけ! って結果。

 

7枚が完全に同じというわけではないんですが。

ただ、見た人が「これは奥二重」「これは控えめな二重」「これは平行二重」と明確に分類できるほどの視覚差にはなっていません。

 

結果として、どのパターンもぱっちりした二重の範囲に寄っているように見えます。

 

なぜ中間のまぶたは再現しにくいのか

なぜ中間的なまぶたほど描き分けにくいのか。

正確な内部処理は分かりませんが、実際の生成結果を見る限り、いくつか理由は考えられます。

 

一重と、はっきりした平行二重は、見た目の差が大きく分かりやすい特徴です。

一方で、奥二重や控えめな二重は、二重線の位置、長さ、見える範囲、上まぶたの被さり方などの小さな違いで成立しています。

 

そのため、文章で「奥二重」「控えめな二重」と指定するだけでは、生成AI側で十分な視覚差として扱われない可能性があります。

 

さらに、生成AIは人物の目元を整った二重として描くことが多いため、中間的な指定がその方向へ吸収されている可能性もあります。

 

ただし、この部分はあくまで今回の生成結果から考えられる推測です。

 

形状まで指定しても、違いを再現できなかった

ここで問題なのは、「奥二重」という名前だけを指定していたわけではないことです。

今回の7パターンでは、候補名だけに頼らず、二重線の見え方や上まぶたの被さり方などを文章に分解しながら指定を変えています。

 

つまり、「奥二重という言葉が生成AIに伝わらなかっただけ」という単純な問題ではありません。

 

形状を文章として具体的に指定しても、最終的な画像では、その違いの多くがぱっちりした二重へ吸収されてしまいました。

 

これは少し厄介です。

顔パーツライブラリでは、曖昧な名前だけで管理するのではなく、できるだけ形状や位置へ分解して画像生成AIへ伝える方針を取っています。

 

それでも今回のまぶたについては、文章上では違う指定を作れても、その差を画像として十分に残すことができませんでした。

 

今後の課題は、単純に説明を細かくすることではなく、「どのような指定なら中間的なまぶたの視覚差を実際の画像に残せるのか」を探すことになります。

文章指定の強さや組み立て方をさらに変えるのか、別の方法を使うのか。

 

少なくとも現状では、一重と明確な二重の間にある微妙なまぶた表現は、顔パーツライブラリの中でもまだ解決できていない項目です。

 

まとめ

今回の検証では、一重は比較的安定して再現できる一方で、奥二重や控えめな二重のような中間的なまぶたは、何パターン試してもぱっちりした二重へ寄りやすい結果になりました。

 

これは、ライブラリ上で分類できることと、画像として描き分けられることは別だという分かりやすい例です。

 

候補名を増やしただけでは、人物のバリエーションがそのまま増えるわけではありません。

 

実際に生成して違いを確認し、視覚差が十分に出ないのであれば、ライブラリの書き方や分類そのものを見直す必要があります。

 

まぶた表現については、特に「奥二重」「控えめな二重」のような中間領域をどう形状として指定するかが、今後の課題になりそうです。

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